「ご意見は承りました」ではその場しのぎ

これらの報道を目にすると、「ご意見は承りました」で済ませそうな予感がして
まったく政策に反映されないのでは、との危機感を持ちます。

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(8/2 02時00分 共同通信配信)

野田佳彦首相は、脱原発を求めて毎週金曜夕に官邸前で抗議行動を呼び掛けている
「首都圏反原発連合」を代表するメンバーと会う意向を固めた。来週の方向で調整
する。これまで面会には消極的だったが、「脱原発デモ」の広がりに危機感を強め
姿勢の転換を余儀なくされた
。ただ関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働
など原発政策の政府方針は変えず、理解を要請する考えだ。政府関係者が1日、明ら
かにした。首相はメンバーから原発再稼働に反対する意見を聞いた上で、再稼働の
経緯や安全確保策を説明する。

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(2012-08-01 21:09 時事通信配信)

将来のエネルギー政策に関する政府主催の意見聴取会が1日午後、福島市で開かれた。
発言者の9割以上が原発依存からの脱却を主張。「原発の安全性が確認されていない」
「この悲惨な状況を見て」などと、脱原発原発の再稼働反対を訴える意見が相次いだ。
出席した細野豪志環境相は冒頭、「他の場所とは全く違う意味合いがある。原発問題
で最も深刻な影響を受けている県民の自由な声を聞くのが政府の責任」
と語った。
発言した30人は、福島県内在住者と東京電力福島第1原発事故に伴う県外避難者の希望
者から抽選で選んだ。電力会社関係者の発言は認めなかった。
自宅近くに除染で出る廃棄物の仮置き場が造られるという伊達市の女性は、「あらゆる
物を失ったのに、それでも『原発はコストが低い』というのが不思議でならない」と訴
えた。全域が警戒区域富岡町から避難している男性は「(電力が)足りない足りない
と言うが、何とかなっている。再稼働する必要はないはず」と強調した。

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