震災瓦礫焼却後に放射能濃度上昇

申し訳ないです、ぼやけて見えないですね(スキャナが不調のため)。
以下文字起こしです。

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2012/05/09 (おそらくローカル紙?)

静岡市葵区の市民団体「プラムフィールド」汚染測定室は八日、
岩手県山田町の震災瓦礫を試験焼却した島田市周辺で松葉の放射
能濃度を測定したところ、焼却によって濃度が上がったとする調
査結果を発表した。

静岡県庁で記者会見した馬場利子代表によると、測定は京都大大
学院工学研究科の職員、河野益近さんが担当。島田市が試験焼却
した二月十六日〜十七日の前後に、島田市と隣接する牧乃原市の
計六地点で松葉を採取し、放射性セシウムを測定。その結果、焼
却施設に近い地点で14.1ベクレルから18.3ベクレルに上がるなど
四地点で数値が焼却前より高くなった。

馬場代表は「放射能濃度の上昇は、試験焼却以外に原因は考えら
れない」と指摘。焼却処理施設のろ過式集じん機(バグフィルター)
が、セシウムを十分に除去できていないと結論づけた。

プラムフィールドは、チェルノブイリ原発事故をきっかけに食品の
放射能検査を始め、2000年に活動を休止。東京電力福島第一原発事故
を受け、昨年六月に測定を再開した。馬場代表は瓦礫の広域処理に反対
を表明し「雇用確保のためにも被災地で瓦礫を処理するのがいい」と
訴えた。
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補足しますと、松葉は最もセシウムを溜め込みやすい(=測定しやすい)
ものだそうです。