意外な伏兵・スギ花粉のこと

来年のスギ花粉の飛散量は今年の飛散量の約1/7程度になるようです。しかし、放射性物質による
土壌汚染の、スギ花粉への移行データは存在せず、スギ花粉症用マスクを着用すれば呼吸器への
吸い込みは防げるとはいえ、気になるので調べてみました(移行については国が調査する方針です
が、「福島県のスギを対象」にしているうえ、いつ結果が出るかわかりません。「スギ花粉のセシ
ウム調査、林野庁が来月にも実施」)。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111020-OYT1T01323.htm


森林総合研究所による2009年度の、首都圏に影響を及ぼすスギ花粉発生源の特定(データは2008年のもの)
http://www.affrc.go.jp/PDF/seika/data_ffpri/h20/pdf/p38-39.pdf
(PDFファイルです)

こちらの2ページ目の図2では、どうやら首都圏に飛散するスギ花粉は、奥多摩及び
神奈川県西部由来が主なもののようです。そこで、文部科学省による航空モニタリング
の神奈川県の部分を参照すると、やはり神奈川県西部が汚染されています。

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/10/1910_100601.pdf
(これもPDFファイルです)

来年2月下旬くらいからは、花粉症でない人も、花粉症用マスクを着用したほうがよいでしょう。