廃炉作業、初の説明会 地元企業の参入促す 福井

(07/01 18:17 時事通信配信)

福井県や電力会社などで構成する若狭湾エネルギー研究センター(同県敦賀市)は1日、県内企業を中心に
廃炉の作業などを紹介する説明会を開いた。同センターが地元企業を対象に廃炉に特化した説明会を開くの
は初めて。廃炉への理解を深めてもらい、地元企業の参入を促すのが狙い。

県内外の約230社から約400人が参加。同センターの旭信昭理事長は「今後は全国各地で廃炉工事が始まる。
いわば廃炉時代の幕開けだ」とあいさつ。「福井で廃炉に関する工事に参入することは、全国でその仕事を
展開できることにつながる」と強調した。

説明会では、関西電力日本原子力発電日本原子力研究開発機構の担当者が廃炉の工程、当面3年間で実施
する工事や必要となる技術などについてスクリーンを使って説明した。