高浜4号機、原子炉緊急停止 発電機トラブルで 外部影響なし・関電

(2/29 14:31 時事通信配信)

29日午後2時ごろ、関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で、発電開始の作業を始めた直後に発電機が止まるトラブル
があり、原子炉が緊急停止した。

関電によると、外部への影響はない。関電が原因を調べている。

4号機は26日に再稼働し、試験運転中。29日にタービンと発電機をつなぎ午後2時ごろから発電と送電を開始する予定で、
営業運転は3月下旬から開始の見通しだった。高浜町内で会見した関電原子力事業本部の宮田賢司副事業本部長は「まずは
しっかりと原因究明をしていく。それ以降の工程は一切ない」と語った。

関電によると、午後2時1分、主変圧器と発電機内部の故障を伝える警報と、電圧測定用の変圧器で異常があったことを伝える
警報が発信され、発電機が自動停止。その1秒後に、タービンと原子炉も同時に自動停止した。通常、これら二つの警報は、
発電機内部の配線や計器などに故障があるときに鳴るという。関電は「発電機に何らかの故障がある可能性がある」と説明し
ている。