ロボット調査、16年度に延期 1号機格納容器、手法見直し 福島第1

(01/28 19:13 時事通信配信)

政府と東京電力は28日、福島第1原発1号機で今春に予定していた格納容器内のロボットによる調査を延期すると発表した。
2016年度中には実施したい考え。水がたまった格納容器の底にロボットを入れ、溶け落ちた核燃料(デブリ)の状況を確認
する計画だったが、ごみなどが堆積していることが判明した。ロボットが視界を確保できず、走行できない可能性がある
ため調査手法を見直す。

資源エネルギー庁などによると、新たな手法では、格納容器に別のロボットを入れ、1階から水がたまっている地下に線量計
やカメラを降ろし、底部の様子を確認する。政府・東電は、使用するロボットや線量計を開発し、詳細な調査計画を検討する
方針。