原発推進看板の撤去始まる、福島 双葉町の帰還困難区域


東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く福島県双葉町原子力推進の広報看板の撤去工事が始まり、
作業員によって文字が取り外された=21日
 
(12/21 共同通信配信)

東京電力福島第1原発が立地し、事故による全町避難が続く福島県双葉町で21日、原子力推進の広報看板を撤去する工事が
始まった。看板は立ち入りが禁止されている帰還困難区域内に2枚あり、原発と共存してきた町の象徴だった。老朽化が進み
町は今年3月、撤去を決めたが、事故の教訓を伝えるため保存を求める声が上がっていた。

伊沢史朗町長は「大切に保存し、復興した時にあらためて復元、展示したい」としている。この日は、体育館の近くにあり
原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表裏に記された看板1枚の撤去を開始した。