汚染水タンク1.4万トン増設 来年4月までに 東電

(9/28 20:12 時事通信配信)

東京電力は28日、福島第1原発放射能汚染水を保管するタンクを1万4000トン分増設する計画を明らかにした。来年4月までに設置する。

福島県楢葉町で開かれた廃炉・汚染水対策に関する政府と東電の現地調整会議で示した。過去に汚染水漏れを起こした簡易型タンクの
解体作業が今後本格化し、タンク容量は減少するが、80万トン以上は維持できる計算で、政府は「十分な余力を確保できる」(担当者)と
説明している。

東電などによると、敷地内で設置場所を2カ所確保した。東電は鋼板をボルトでつなぎ合わせた簡易型タンクを、つなぎ目を溶接した強固
なタンクに置き換えている。汚染水の保管総量約70万トンに対し、タンク容量は95万トン程度あるが、今後容量は減少する見通し。