南相馬市が汚染土仮置き場返還へ 代替地確保進める


(9/23 16:14 共同通信配信)
 
東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土壌などの廃棄物をめぐり、福島県南相馬市が廃棄物の一時保管のため民有地を借りて
整備した「仮置き場」の一部を地権者に返還し、代替地を確保する調整を進めていることが23日、分かった。契約期間の3年を超える延
長使用について、地権者の理解を得ることが困難なためで、仮置き場の土地の返還が明らかになるのは初めて。

国は除染で出た廃棄物を30年間保管するため、第1原発周辺の同県双葉、大熊両町に中間貯蔵施設の建設を予定しているが、用地取得が
難航。中間貯蔵施設への本格的な搬入の見通しは立っていない。