3号機プールの最大瓦礫撤去へ 全作業中断し厳戒態勢

(7/25 20:52 共同通信配信)

東京電力は、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで重さ約20トンもある最大の瓦礫を月内にも撤去する。クレーンでの引き上げ
作業中にトラブルがあればプールの水位低下や燃料破損につながる恐れもあるため、構内の全作業を中断する厳戒態勢で臨む方針だ。

この瓦礫は、燃料を原子炉に出し入れする「燃料取扱機」。プールをまたぐように設置されていたが、2011年3月の原発事故の際、水素
爆発で壊れ、ひしゃげた形でプールに落下した。東電は撤去のために専用の器具を開発。燃料取扱機の3カ所に器具を引っ掛けて2台の
クレーンで引き上げる計画だ。