積丹半島隆起、地震性否定 北電泊原発、規制委が了承

(5/29 18:21 共同通信配信)

原子力規制委員会は29日の審査会合で、北海道電力泊原発がある積丹半島西岸の隆起について「地殻変動に伴う広域的な隆起で、
過去の地震が原因ではない」とする北電の説明をおおむね了承した。石渡明委員は会合で「海岸地形の検討は基本的なデータが
出てきて、解釈も落ち着くところに落ち着いた」と述べた。

積丹半島の隆起をめぐり、規制委は原発周辺の地盤が地震で隆起した可能性を否定できないとして、北電に追加調査を要請して
いた。北電は敷地南側の岩内平野で地下探査やボーリング調査を実施し、海域のデータも併せて検討した結果、周辺の地層に目
立った変形はないと説明した。