汚染土、双葉町でも搬入開始 福島の中間貯蔵施設

(03/25 17:20 時事通信配信)

東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土などの中間貯蔵施設への搬入が25日、福島県双葉町で始まった。環境省は13日に
先行して同県大熊町側で開始しており、建設地がある両町で搬入が始まったことになる。当初は両町同時の予定だったが、双葉町
が彼岸の墓参りへの配慮を求め、延期を申し入れていた。

施設は、大熊、双葉両町にまたがる福島第1原発の周辺1600ヘクタールに環境省が建設する。25日は、双葉町内の仮置き場から汚染
土計12立方メートルがトラック2台に積まれ、町内にある3キロ離れた施設内の保管場に運び込まれた。

環境省は試験輸送と位置付ける最初の1年間で、除染を実施した福島県内の市町村からまず1000立方メートルずつ運び入れる計画で、
両町では4月末までに終わる予定だ。