2号機プール、冷却一時停止 福島第1、原因調査 東電

(11/28 00:32 時事通信配信)

東京電力は27日、福島第1原発2号機の使用済み燃料プールの冷却が停止したと発表した。冷却は約5時間後に再開され、
温度上昇は0.6度だった。

東電によると、27日午後4時45分ごろ、2号機使用済み燃料プールの冷却に使われるポンプが自動停止した。

通常、冷却に関わる弁を開いた状態にすることでポンプが動く仕組みとなっている。弁を開いたままにするには空気を
供給し続ける必要があるのに、その供給機器の操作スイッチが停止状態になっていた。東電が原因を調べている。

停止時のプール水温は16.7度で、制限値である65度まで達するには約2週間かかる計算だった。プールには使用済み燃料
が587体、未使用燃料が28体保管されている。放射線量の値などに大きな変動は確認されていない。