柏崎刈羽で2度目調査 新委員ら状況確認 規制委

(10/30 11:59 時事通信配信)

原子力規制委員会は30日、原発再稼働の前提となる審査を進めている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市刈羽村)で、
2度目の現地調査を始めた。敷地内外にある断層の活動性を評価するため、規制委の指示で東電が行っている追加地質
調査の状況を確認する。調査は31日まで。

現地調査には、9月に新しく委員に就任した石渡明氏や事務局の原子力規制庁職員ら12人が参加。敷地外の地形・地質の
確認のほか、今月3日の審査会合で東電が示した1、2号機の真下を通る断層のボーリング調査結果で根拠となった試料の
観察、5〜7号機側の縦穴調査を確認する。

午前中は、敷地外の8カ所で山肌の地層などを見て、発電所周辺の地形を確認。 東電の担当者が現場でパネルを使って
説明し、石渡委員らはメモを取ったり、質問を投げ掛けたりした。