もんじゅ改革、半年延長 課題山積、間に合わず 原子力機構

(10/02 10:56 時事通信配信)

高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)の点検漏れ問題などを受け、日本原子力研究開発機構は2日、昨年10月から1年間の予定で進めてきた
組織改革の報告書を文部科学省に提出した。報告書はもんじゅについて、保守管理の方法や体制などに課題が残っているとして、改革期間を来
年3月までの約半年間延長するとした。

2日朝、下村博文文科相に報告書を手渡した同機構の松浦祥次郎理事長は「意識改革は進んだが、課題が残っている」と説明。文科相は「具体的
成果が出ていない。これがラストチャンスだ」と述べた。