中部電、放射線モニター使えず 浜岡原発出入り口に設置

(7/25 13:32 共同通信配信)

2009年に運転を終了した中部電力浜岡原発1、2号機(静岡県御前崎市)の解体工事開始に伴い、中部電が12、13年に原発敷地部分
の出入り口に設置した放射線モニターが実際には運用できない状態が続いていることが25日、中部電や静岡県への取材で分かった。

モニターは、放射性廃棄物一般廃棄物に混在して外部へ搬出されないか監視するため県が設置を要請。中部電は12年2月に導入を
発表し、同年に出口側に、13年に入り口側に設置した。運用できない理由について中部電は「周囲の放射線などにも反応してしまう
ため、廃棄物だけを正確に測定するのが難しかった」と説明している。