関電株式、売却に言及 株主総会で 橋下大阪市長

(06/26 13:11 時事通信配信)

大阪市橋下徹市長は26日、同市が筆頭株主で、株式の約9%を保有する関西電力株主総会に出席し、「(経営陣の)答弁次第では、
本日をもって株主をやめていきたい。物言う株主に市の株式を全部売却し、もっと厳しい株主チェックを働かせたい」と述べ、経営
陣の対応次第では市保有の全株式を売却する考えを明らかにした。

橋下市長は総会で「民間が原発を運転することは会社の損失。原発再稼働と言ってたら会社はつぶれる」と脱原発を求め、関電が経常
損失を出していることにも触れて「電力市場の自由化に耐えられず、完全に倒産してしまう」と指摘。経営陣の責任を追及し交代を求
めるとともに、原発再稼働を想定する時期などを質問した。