井戸1カ所で再び基準超 くみ上げ停止、海放出後初 福島第1

(5/27 23:38 時事通信配信)

東京電力は27日、福島第1原発で汚染前の地下水を海に放出する地下水バイパスのくみ上げ用井戸のうち1カ所で、放射性物質
トリチウムが放出の基準値を超えたと発表した。21日の放出開始後、井戸で基準を超えたのは初めて。

東電は27日夜、この井戸のくみ上げを停止した。同じ井戸では4月に1度、トリチウムが基準値を超えていた。東電は週1回の分析
を2回に増やし、監視を強化する。トリチウムの基準値は1リットル当たり1500ベクレル未満。26日に採取した井戸の水は同1700
ベクレルだった。