中国電力社長「廃炉も選択肢」 島根原発1号機

(3/27 20:54 共同通信配信)

中国電力苅田知英社長は27日の記者会見で、29日に運転開始から40年となる島根原発1号機
松江市)に関し「廃炉にする選択肢もある」と述べ、運転期間の延長に伴う経費などを検討
し、再稼働の可否を判断する考えを示した。 苅田社長は昨年6月、期間延長を申請する考えを
示し、廃炉の可能性を否定していた。苅田社長は厳格化した新規制基準が求める事故対策など
を踏まえ、「40年を過ぎて運転するためにいろいろな設備対応をするには投資もかかる」と説
明した。1号機は1974年に営業運転を始め、老朽化対策が必要。2010年に多数の機器の点検漏れ
が発覚し、運転を停止した。