地下水放出、基準策定へ 漁業者に理解求める 福島第1

(01/24 20:41 時事通信配信)

東京電力は24日、福島県いわき市で開かれた県漁業協同組合連合会の組合長会議で、
福島第1原発で汚染される前の地下水を海に放出する計画について、放射性物質濃度
などを定めた放出基準を策定する方針を示した。

福島第1では、敷地内に降った雨や山側からの地下水が、1〜4号機の原子炉建屋の地
下に流入し、汚染水増大の一因になっている。東電は放出計画を汚染水対策の一つに
位置付けているが、風評被害を懸念する漁業者からの反発が強く、調整が難航してい
る。