東電、尾瀬の保有地売却せず 希少価値重視、荒廃回避

(11/28 02:00 共同通信配信)

東京電力が、見直し作業を進める新しい総合特別事業計画(再建計画)で、尾瀬国立公園
の東電保有地を売却資産に含めない方針であることが27日、分かった。国内有数の湿原を含む
一帯の希少価値を重視、維持管理費の削減努力で継続保有は可能だと判断した。東電が売却
した際の荒廃を懸念していた地元は、保有継続の判断を歓迎しそうだ。東電はコスト削減策
として、発電に関係ない不動産や設備の売却を進めており、これまでに目標をほぼ達成した
ことも、保有継続を後押しした。