使用済み燃料、取り出し着手 4号機プール、福島第1 東電

(11/26 12:43 時事通信配信)

東京電力は26日、福島第1原発4号機原子炉建屋の使用済み燃料プールで、2回目の
核燃料取り出し作業に着手したと発表した。今回は初めて、強い放射線と熱を出す
使用済み燃料が対象となる。水中で22体を輸送容器に移した後、大型クレーンで
地上に降ろし、共用プールに運ぶ。移送完了まで1週間程度かかるとみられる。
 
東電によると、26日午前9時から取り出しに向けた準備を始め、同11時半ごろ輸送
容器を燃料プールに沈めた。同日中に燃料を容器に移し始める。プール内の視界を
確保するため、仮設ポンプで水を吸い上げてフィルターを通し、細かい瓦礫などを
取り除きながら作業する。