【10月25日】野生きのこ(なめこ)の放射性物質の基準値超過について

群馬県林業振興課、衛生食品課 10/29閲覧)

1 経過

10月24日、厚生労働省から、以下のとおり連絡がありました。
10月22日、桐生市内の農産物直売所で「天然きのこ」として販売されていた
「野生のなめこ」の買い上げ検査をした結果、基準値(100Bq/kg)を超える
放射性物質(590Bq/kg)が検出された。

2 群馬県の対応

25日朝、桐生保健福祉事務所と桐生森林事務所職員が「道の駅くろほねやまびこ」
を調査しました。
当該品は10月20日〜22日までに販売した「野生のなめこ」28パックであり、全て
販売済みであり残品はありませんでした。
当該品は栽培品ではなく、出荷制限地域であるみなかみ町の山林において採取
された「野生のなめこ」であることが判明しました。(筆者注:採取者は出荷制限
地域であることを知らなかったとのこと)

そのため、販売した「野生のなめこ」について、自主回収を行うとともに、今後、
野生きのこ等を販売する際には、安全性を確認されているものを販売すること、
仕入れ時等において出荷制限区域でないことを確認するよう指示をしました。
また、今事例を受け、改めて採取者及び市場等流通関係者への周知徹底を図ると
ともに、採取した市町村を表示することを要請しました。(筆者注:「群馬県産」
としか表示されていなかったため)

3 今年度の「なめこ(菌床栽培)」の検査結果

県内で流通しているなめこの生産はその大部分が菌床栽培によるものです。栽培した
なめこの検査は今年度に8検体行っており、全てにおいて基準値以下であることを確認
しています。
今後も基準値を超えるなめこが流通しないようにモニタリング検査を強化、継続して
まいります。