東電、原発汚染水を地上タンクへ 2万3千トン、6月完了


(4/10 18時52分 共同通信配信)

福島第1原発構内の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力の広瀬直己
社長は10日、汚染水保管計画を見直し、溶けた核燃料の冷却に使って貯水槽に保管されている汚染水
計約2万3千トンを6月中に地上のタンクへ移送し終える方針を明らかにした。

今後はタンクを増設しながら、増え続ける汚染水対策に当たることになり、広瀬社長は事故対応拠点
Jヴィレッジ福島県楢葉町広野町)で記者会見し「大変深刻な事故だ。経営資源を総動員して
対処する」と述べた。地下貯水槽は構内に7カ所あり、容量が大きいため汚染水保管の「切り札」と
されていた。