もんじゅ試運転、来年末に再開案 運転は10年間、原子力機構

(11/8 20時01分 共同通信配信)

日本原子力研究開発機構は8日、高速増殖炉原型炉もんじゅ福井県敦賀市)の
試運転を2013年末にも再開し、10年間程度運転するとの計画案を文部科学省
作業部会に示した。作業部会は課題を検討し、12月までに計画の概要をまとめる。

政府が新たなエネルギー・環境戦略で、もんじゅ高速増殖炉開発の成果取りま
とめをし「年限を区切った研究計画を策定、研究を終了する」と位置付けたこと
を受けた対応。だがこの日示したのは、東京電力福島第1原発事故前に計画した
運転期間を維持する内容で、批判の声が高まりそうだ。