原発事故「許せぬ殺人行為」 住民避難は苦渋の決断 福島・双葉町長

(2012-10-31 00:17 時事通信配信)

ジュネーブ東京電力福島第1原発がある福島県双葉町の井戸川克隆町長は30日、ジュネーブの国連欧州本部でNGO
開いた会合で原発事故後の福島の現状を報告、現在も放射能の被害は続いており「(事故は)許せない殺人的な行為だ」
と訴えた。
町長は、町を襲った津波や被災住民の様子などを写真で紹介しながら、「望んでいない被曝をしても誰も謝罪しない。(悔しい)
思いは決して晴れることはない」と強調。「町の形を守るより子供の健康、生命を優先した」と住民避難で苦渋の決断を迫られ
たことを明らかにした。