委員、「事故」表現に抵抗感 もんじゅ研究部会で初会合

「事故」と表現しようが別の表現であろうが、ナトリウムが漏洩し火災が発生したのは事実です。「平常時でない」事態にある
現象を、「事故」と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか。「事件」?

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(10/29 21:13 時事通信配信)

高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)のこれまでの成果の取りまとめや、放射性廃棄物の有害度減少を目指す研究計画策定の
ための議論をする作業部会の初会合が29日、文部科学省で開かれた。会合では、1995年のナトリウム漏洩事故について、委員
から「事故という表現に抵抗がある」
との発言があった。
作業部会では、座長に当たる主査の山名元京都大原子炉実験所教授が「事故を起こしてはいけない」と指摘。これに対して、
日本エネルギー経済研究所」戦略研究ユニット原子力グループマネージャーの村上朋子委員がナトリウム漏洩事故について、
「表現に抵抗がある。何とかならないか」と表現を緩めるよう求めた。
また、東北大金属材料研究所教授の永井康介委員は「何をどこまでしたいのか分からない。本気度がどれくらいあるのか」とこれ
までの研究姿勢に疑問を投げ掛けた。

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