再検査で全て基準値下回る 広野・実証田のコメ

コメの白米の部分に含まれるセシウムよりも、茎(藁になるところ)や葉、籾殻に含まれるセシウム
ほうがずっと多いので、脱穀して白米にすればかなり数値は下がるはずですが、「農機から付着した
可能性が高い」となると、これはどうしようもないです(農機について詳しくないので、もしかしたら
農機そのものを、脱穀するごとに水洗いできるのかもしれませんが)。

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(2012年10月27日 10:30 福島民友ニュース配信)

旧緊急時避難準備区域の広野町は24日から3日間、実証田で生産し全袋検査で食品の新基準値(1キロ当たり
100ベクレル)を超えた玄米2袋(1袋30キロ)を再検査した。玄米を水洗し測定した結果、1キロ当たり237.5
ベクレルが同33ベクレル、同217ベクレルが同17ベクレルにそれぞれ低下。これにより、実証田の全てのコメ
が新基準値以下であることが確認された。
 再検査の結果から町は、放射性セシウムがコメそのものに含まれて新基準値を超えたのではなく、もみすり
機などの農機から付着した可能性が高いとしている。今後は検査結果を基に、来年の作付けを検討する。
 また全袋検査で、県が流通のために生産されたコメを精密検査に回す基準としている1キロ当たり60ベクレ
ルを超えたのが3袋あり、値は同94〜99.3ベクレル。100ベクレルを超えた玄米と同じく再検査した結果、10〜
19ベクレルまで低下した。
 実証田は町内39カ所に設置。全509袋の全袋検査は23日に完了した。再検査は県の指導の下で行った。実証
田で生産されたコメは全て廃棄処分する。