宮城沖のマダラ幼魚、制限解除 茨城のヒラメも 政府

(2012-08-30 21:24 時事通信配信)

政府は30日、宮城県沖で捕れるマダラの幼魚(1尾1キロ未満)と茨城県の北部を除く海域
で捕れるヒラメについて、放射性セシウムの検出値が安定的に国の基準値(1キロ当たり100
ベクレル)を下回っているとして、出荷制限を解除した。
マダラの幼魚はデータがある1月以降、ヒラメは4月7日以降、基準値を下回っていた。
宮城県水産業振興課は「マダラの幼魚は海面にいるエビなどを食べているため、海底の放射性
物質を体内に蓄積しづらい」と話している。1キロ以上のマダラの成魚は出荷制限が続いている。