運転再開に「懐疑的」 原子炉にひび? ベルギー

以下の記事、「原子炉容器」とありますが、「格納容器」のことでは?
原子炉運転中は、ウラン235核分裂させるため中性子線を当てるのですが、この中性子
によって徐々に格納容器が劣化していきます(「脆化(ぜいか)」と呼びます)。個々の
格納容器の強度にもよる(格納容器を構成する部品の成分等)と思いますが、脆化が30年
程度運転した原子炉で見つかるのであれば、「40年運転可能」「60年(!)運転可能」説
はあり得ないことです。

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(2012-08-11 05:18 時事通信配信)

2025年までの段階的な脱原発を決めているベルギーで、定期検査中の原子炉容器にひび割れ
とみられる異常が見つかり、同国の原子力検査庁(AFCN)幹部は10日、テレビ出演し、運転
再開に「懐疑的だ」と述べた。AFCNは運転再開の可否を近く判断する。
問題の原発は北部アントワープ近郊の「ドール3」。隣国オランダのロッテルダム・ドライ
ドック社が原子炉容器を製造し、1982年に運転を開始、22年の廃止を予定している。

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